暫存

LAST ALLIANCE 暫存歌詞
1.浄化

作詞:ANZAI
作曲:ANZAI

むらさき色にくすんだ空と黒い兵隊
ガレキとカレハのジオラマがどこまでも眼を射ぬく
無意味な浄化は虚しく空に響き渡るだけ

でもね、本当はきれいに水面に映ってる
それが、僕らのいるこの愛おしくもいじらしい大地

太陽を無防備に浴びる純白無垢な果実のように
何起こりても今日という日々の恵みを受け入れてゆく

むらさき色の空は時に青をのぞかせ
唯一変わらない陽を大地にこぼし続ける

でもね、現実は鋭く尖った矛となりて

僕らの胸に突き刺さる 倒れまいと盾に身を包むけど
全てをあざ笑うかのように空は勝利と敗北に分ける

星を見上げる目を失い 愛を述べる言葉を失い
風を聞く耳を失い 自我のコントロールを失う時

星を見上げる目を失い 愛を述べる言葉を失い
風を聞く耳を失い 自我のコントロールを失う時

置き忘れてきたものの意味を知りて戻そうと引き返す
やがて浄化は終わり 大地には新しい芽が生まれ始める
新たな歴史が始まる


2.赤い花

作詞:MATSUMURA
作曲:MATSUMURA

幼すぎた僕らは閉ざすばかりで
無知ゆえの残酷さ振りかざしていた
壊れたらまた直せばいいと開き直り
身勝手なこの安息の世界に居座り続けたんだ

「もし願いが一つ叶うなら…」
果てなく 深く やり場のない後悔が
苦しいよ 誰か僕を殺して

雨音は途切れ 風は冷たく揺れ
いつかした約束は僕らを残して消えた

かよわく ささやく 君の「…さよなら」
時が経てば忘れられるかな

枯れ落ちてしまった君と植えた花
頬をつたうのは大粒の涙

あの頃の赤い花はもう二度と咲きはしない
悔やんで嘆いたって曲がらない現実
時だけが過ぎてくなら
いっそ枯れ果てた花と苦しみを持ったまま
前を向いてみるよ

まぶたに映るモノクロの君は
僕らを優しく包んでくれていたんだ

悲しみを少しずつ優しさに変えながら
赤い花の種に水を注いだ
君の居る世界から僕らが見えていますか?
たまには舞い降りて僕らに笑いかけてよ